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動的平衡の記録
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土曜日、ひさしぶりにBS1の「COOL JAPAN」を見ました。
『がんばれニッポン~外国人が見た東日本大震災』
(再放送)BS1 6月26日(日)午前7時00分~7時44分

『未曾有の大震災に見舞われた日本を外国人たちはどう見ているのだろうか。これまでに「COOL JAPAN」に出演した外国人たちは、日本人の冷静で粘り強い行動に、自らを顧みず人を助けようとする強き心に、改めて畏敬の念を強めている。ある者は東北の被災地を訪ね、ある者は母国に冷静なリポートを送る。彼らの言葉は、復興へ向け歩み始めた日本人へのエールでもある。外国人たちの思いを伝える特別号。』

日本人への応援がメインで、現状が酷い有様でも自国に帰らず
「日本は大丈夫だ」と発信し続けてくれる姿に励まされました。
ま、震災直後ヨーロッパでは日本が全部沈んだかのような大げさな報道が
なされていたのはやはりチェルノブイリがあったからということ。
それだけ深い傷をヨーロッパの人々に残したということですね。

あとボランティアについての意見が意外でした。
外国人ジャーナリストの一人が、普通の市民が寝袋を持って被災地にボランティアとして来ている事に驚いていました。それについて司会者が「あなたたちの国ではそういうボランティアはないの?」という質問。
答えは「ホームレスへの炊き出しや、住居の斡旋などはするけれど、こういった大きな災害に関しては軍隊と政府に任せて、自分たちは金を出すだけなのがふつう」
ボランタリー精神とはキリスト教発祥なので、あちらこそそういった助け合いが当たり前に行われていると思いきやそうではなかったようです。

イスラエル出身の女性が「被災地での食糧難のときにぼったくりが出なかったのは驚くべきこと。これがイスラエルなら2倍3倍に値上げして儲けようとする人が必ずいるわ。」
と言っていて「さすがユダヤ人」と思ってしまいました。

被災当時、世界中が「日本には略奪がないのか!?」と驚いていたように、
日本人のメンタリティには困っている人を
さらに困らせるようなことは馴染まないのかもしれません。
江戸時代、火事場泥棒は死罪でしたから。

確かにまるきりそういったことがないとはいいません。
死者から財布を盗んだり、無人の店舗からものを盗んだりということは
多々あったと思います。それはほとんど他県からそういった目的で来ているようです。
避難所では女性のレイプも多発しがちと聞きます。
それでも、外国の「略奪」とは、戦争中のように軍隊で鎮圧するようなもの、のようです。
たしかにニューオリンズはそうでした。
それらと比べるなら、たしかに日本では「泥棒」「空き巣」はあったでしょうが
「略奪」はなかったのです。

被災地の写真で瓦礫の中にすっくと立つ鳥居を示した女性がいました。
「この写真が日本をあらわしていると思います。災害で何もかも失ったかもしれないけれど
日本人の根本は失われずにしっかりとたっている。日本はきっと復興するでしょう。」
印象に残る言葉でした。

英のデイリーメール紙が震災後3ヶ月を写真で比較しています。
海外から見ればすばらしいスピードのようですが、地元はまだまだ大変だと思います。
鳥居の写真もあります。リンクはデイリーメールへ寄せられたコメントの翻訳記事です。
自虐的なイギリス人も面白いです。
【イギリス人「日本人凄すぎ」】
http://seichi-nippon.com/culture/Japan-is-recovering-just-three-months-after-tsunami

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