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動的平衡の記録
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太平洋に広がる放射能汚染水
2011.09.02(Fri) 秦 千里
 http://bit.ly/nHknQ7
一部引用

 秋は、サンマ、サバ、イワシなどの回遊魚が旬を迎える季節。しかし、今年は、福島第一原子力発電所の事故による水産物への放射性物質の影響を心配している人もいることだろう。

 海外各国は、日本以上に日本の水産物に厳しい目を向けている。8月11日、EUの欧州委員会が、福島第一原子力発電所事故を受けて、日本から水産物を輸入する際に、放射性物質の検査を強化するようEU各国に勧告したことが分かった。

 さらに欧州委員会は、日本以外の国が日本近海を中心とする海域で漁獲した水産物も検査対象とし、回遊性の高い魚については遠洋で獲った場合でも厳密に検査を行うのが妥当、という判断をした。

 日本近海の水産物に神経をとがらせているのは、EUだけではない。農林水産省がまとめた「諸外国・地域の規制措置」 によると、8月26日時点で、中国は、福島周辺の10県で獲れた水産物を輸入停止とし、それ以外の県で捕れた水産物も、政府が作成した検査証明書および産地証明書などを要求している。また、米国も、日本から輸入した水産物についてサンプル検査を行っている。

 国内でも、水産物の放射性物質の調査が行われている。ただし、北海道から神奈川県に至る10都道府県に限られており、また、出荷制限の基準となる暫定規制値を設けている。「とにかく受け入れることを禁止する」といったような措置は、もちろん取られていない。

 EUや中国が、日本近海という広域にわたって検査対象としている点から、他国が日本より厳しい措置を取っていることが分かる。世界は、高濃度の放射性物質を含む水が海に放出されたことを強く警戒しているのだ。

太平洋のセシウム137濃度は最大で平常時の14倍に

 確かに、今回のように、大量かつ高濃度の放射能汚染水が海洋に放出された例はかつてない。チェルノブイリの原発事故では、大気や土壌に放出された放射性物質が徐々に海に移動していったが、福島第一原発事故では、直接、海に放射性物質が放出された。

 福島第一原発2号機のタービン建屋の地下階に溜まっていた高濃度の放射性物質を含む汚染水の流出を回避するため、この高濃度汚染水を集中廃棄物処理施設に移す必要が生じた。そこで、もともとここに溜まっていた低濃度の放射性物質を含む約1万トンの汚染水を4月4日から10日まで海に排出した。

しかし実際には、4月2日から6日にかけて、2号機に溜まっていた約520トンの高濃度汚染水も海に漏れ出ていた。この汚染水の濃度は、1年間に外部への放出が認められる濃度基準の2万5000倍に相当し、このことが事態を深刻化させた。

引用ここまで 全文はリンク先へ

さらに世界は水産物だけでなく日本産の食品にも警戒感を強めている。
8/31版 日本産食品の「諸外国・地域の規制措置」
http://bit.ly/oZgQB2

かなりな国と地域が、輸入停止または自国でサンプル検査を行っている。
当たり前と言えば当たり前。
日本でも輸入品の放射線規定値は370Bqだ。
現在輸入品の方が基準値が厳しい。

それをうけてかツイッターでこんな情報も★

★広尾にある外国人向けのスーパーはさすが。野菜はベクレル表示。産地説明のため手描きの日本地図が貼り出されていたことも。輸入品主体なので日本人客増加。1パックの量が多いのが難点。

★福島の強制避難エリア出身者を身内に持つ知人と話しました。「絶対に福島と隣接エリアの農畜産物なんか食べちゃダメ」と言われました。不勉強な農家に同情してはいけないと。本来、農家は東電や政府に怒りをぶつけるべきで、消費者に被曝野菜を売りつけるなどもってのほかだとのこと。当然ですよね。

結局のところ福島は税収の落ち込みを避けたいがため、
知事自ら「福島児童に20ミリシーベルトを許容するように」と国に迫ったり、
ゆるゆるの暫定基準値で食品の流通を行ったり、
本来責任を負うべきは国と東電のはず、それを消費者におしつけている現状です。
福島の人口流出は続いており33年ぶりに200万人を下回りました。

自助努力で汚染をなくすべく試行錯誤している農家もいるなか、

★よくいくレストランのつくばの地場野菜なんだけど、天地返し40cm、ゼオライトすき込み(吸着するので植物に吸収されない)肥料追加(K が多いとセシウムとりこまない)とかやって作物はND にしたらしい

埼玉、千葉では基準値を大幅に上回る3倍、5倍のセシウムが検出されたお茶が
流通していました。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201109030108.html

キチンと検査されたものを食べたい。
それが消費者の希望だと思います。それが果たしてなされているのか
信頼できないことがもどかしい。

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